
みなさんこんにちは。GROOVER’S BENDの桑野です。
今日は、修行の後半戦
セールフイッシュ編を書いてみたいと思います。
今回のメインのターゲットであり、
前回苦汁を飲まされたターゲット・・・
これが、セールフイッシュ。
魚類で最速を誇り、
そして、あがらない魚。
フッキングし、
スプールの文字が見えないくらいのスピードで
走るだけ走って・・・そしてバレる。
何本掛けても・・・フックアウトの連続。
地元のアングラーは、
「100バイト・・・1キャッチ」
的なニュアンスで、ルアーでの釣りの難しさを称してる位
とにかくバレまくります。
何故ならば、セールの口の周りは、ビル(角)を含めてほぼ骨。
骨には基本針は刺さらないので、
骨の関節等に存在する柔らかい部分に掛ける訳なんですが・・・
他の魚類に比べて、セールは口の周りで針が刺さる面積が、
「・・・これじゃぁ・・」と、感じるくらい
とにかく狭いんです。
故に
針が刺さらない
=バレル
=上がらない魚
なんですね。
難攻不落の好敵手 セールフイッシュ
よく、「セールフイッシュは、ルアーで釣ってこそ、真の意味がある。」
的な、言葉を耳にします。
この言葉は、、セールフイッシュは、
”ベイトフイッシュの泳がせ”で攻略すると簡単に釣れてしまう魚だが、
ルアーでの攻略となると、途端に相当難しい対象魚へと変貌する
と言うことを意味してまして・・・
ベイトフイッシュを使ったムーチング
=基本飲み込む。
=口の奥には柔らかい部分が存在する
=ほぼ100%フッキング
ルアーでの攻略
=基本、飲まないから口の周りのフッキングを狙う
=パーフエクトフッキングは、確率的に非常に難しい
=高い確率でフックオフする。
と、いったプロセスが、そういった結果を生み、
故にそういった言葉が語られる訳ですね。
この言葉通り、
ベイトフイッシュを使えば意外に簡単に釣れてしまうこのセールは
ルアーで釣る事に拘ると、途端に難攻不落のターゲットとなります。
ちなみに、私の先輩の談。
「キャッチできたセールは、角にルアーが絡まったり、
フッキング時にアウトフック(スレ掛かり)した魚が殆どだよ」
それって、基本的には掛からないって事を意味していますよね。
現に昨年のアタックでは、
「ヨッシャー」と叫びながら全開フッキング!!
そして、数秒~数分後のファイトを経て、
湧き上がってくる「今回こそは大丈夫!!」といった
淡い期待は、その後、フックアウトで無残に砕け散る・・・
2日間のバイト全てがこの結末。
言葉を無くす位、心を折られて・・・
そんで、その言葉の意味を再認識されました。
なにせ、2日間、全てが長、短はあったものの
このプロセスを経てフックアウト。
結果、完全試合ですから・・・ね。
そのターゲットとの
1年越しの対峙。
今年こそは・・
と、思いながら亜細亜の地でスタートラインに立ち、
修行は開始されたのでした。
そんなこんなで又次回。
ではでは。
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